新潟:蕎都

新潟市で美味しい蕎麦屋を探すと、必ず名前のあがる「蕎都(きょうと)」。しかしブログや雑誌の記事を読むに付け、子連れだと行きにくそうな感じがしてこれまで足を運んでいなかった。しかし今は妻子ともに実家に帰っており、絶好のチャンスとばかりお昼に蕎麦を手繰りに行った。
西区の住宅街の真ん中にあるお店は、小ざっぱりと水を打ったような門構えが好感触。とは言え思ったよりは敷居の高い感じではなかった。
名物の三色そばをいただく。ケシの実、抹茶、せいろの三種盛り。抹茶が意外といけた。私個人の好みからすると麺がモチモチし過ぎているように感じたが、これはこれで清新な感じの美味しい蕎麦。亭主(かつて足利の「一茶庵」の片倉康雄氏のもとで修行されたらしい)が時間をかけて丁寧に作っているのがよく分かる。
食後、蕎麦湯が鉄瓶に入れて出されたのは珍しかった。

「レッツゴー!若大将」

レッツゴー!若大将 [DVD]
録り貯めたビデオの消化。加山雄三主演。
「若大将」シリーズは、主人公の田沼雄一(加山)が毎回異なるスポーツの部活動をやっていて、毎回異なるロケ地に飛ぶのが売り。今回の若大将はサッカー部所属で香港および京都ロケを敢行している。
ただしストーリー自体は毎度同じプロットの繰り返しで、若大将とヒロイン澄子(星由里子)が恋に落ちるのだが、青大将(田中邦衛)の邪魔が入ったり、別の美女(今回は香港の富豪の娘)が横槍を入れたりしつつ、最後には結ばれる…という感じ。さらにそこにスポーツでの活躍が付け足され、合間に若大将の歌が入るというわけ。
本作も全くそれをなぞっているだけなので、新鮮味は全く感じられない。安心感はあるけれど。
そんな中で本作の見所はといえば、加山雄三が妙にキラキラしたセットで夢見るようにラブソングを歌うシーン。もともと歌の挿入シーンは浮いているのだが、それにしても抜きん出て異様な光景だった。

新幹線に食堂車があるのが印象的だった。

「冒険者たち」

冒険者たち 40周年アニヴァーサリーエディション・プレミアム [DVD]
こちらも録画ビデオ。アラン・ドロン主演。

飛行機乗り(アラン・ドロン)とメカニック、そして女性芸術家の3人が、モロッコ(?)の沖に沈んだ宝物を探す…という能天気な前半部分から、後半は一気にハードボイルドな展開へ。まあご都合主義というか、物語にこれといった合理性はないけれど、ボーッと見ている分には面白かった。