佐世保へ

久留米から転戦、「特急みどり」という地味な名前の電車に乗って、佐世保へ。ハウステンボスのロゴが列車に描かれていたが、自由席もメルヘンチックで割と豪華な内装だった。
しかし走っていくのはひたすら田舎。
水田風景が広がる車窓を眺めながら、佐賀といえば吉野ヶ里遺跡だったなあ、などとぼんやり。リメンバー・縄文。しかし名前に「卑」を入れられるとか、卑弥呼もかわいそうだな。この辺の当て字って、中華思想が端的に表れていて逆に微笑ましい。
そういえば「漢委奴国王」の金印なんてのがあったけど、ああいうのを根拠とすれば、「九州も中国の一部」ということになるのだろうか? その論を敷衍すれば、冊封体制化の東アジアは全部属国だったと言い出しかねない、あの国は。


…てなことを考えているうちに佐世保駅に到着。

駅構内に「日本最西端駅佐世保駅」の標が。あとで詳しい人に聞いたところによると、昔はもっと経度でいう西にもJR(国鉄?)の駅があったそうだが、その駅は第三セクターとなってしまったため、最西のJRの駅は佐世保駅になったのだとか。