三宮:so-bar 月

所用で7,8年ぶりに神戸へ。学生時代はちょいちょい来ていたが、社会人になってからはまだ結婚する前のつれあいとデートした記憶が。
しかし全然土地勘がなくなっているのに、我ながら驚いた。三ノ宮と三宮、どっちがJRかなんてこの10年考えたことすら無かった。気がつけば故郷の次に関東圏での生活の方が長くなってしまった。


さてその三宮にて、ちょっと面白い蕎麦屋に行ってきた。
雑居ビルの上階、入り口の扉にいきなりタッチパネルのキーがあり暗証番号を聞かれるのだが、私のように一見さんでも鉄の扉をコンコンとノックすれば入れてもらえる。会員制とかそういうわけではなく、女性の店主ひとりで切り盛りしているので、自由に出入りできる入り口だと応対しきれないから、というのが本当らしい。
その女主人、女性なのはさておいても関西人(淡路島出身)なのに蕎麦が大好きで、一念発起して東京で修行したというだけあり、なかなかの蕎麦を堪能。神戸まで来てこのレベルのお蕎麦が食べられれば充分満足です。しかも蕎麦湯にひと工夫があり、よくある蕎麦粉を足すのではなく、ひねものの蕎麦の切れ端を溶いて出してくれた。これはなかなか面白かった。
蕎麦にたどりつくまでに、各地の日本酒をぐいぐいと。程よく酔って店を後にした。
これからまた神戸に来るのが楽しみになる、そんなお店だった。メールアドレスを教えたので、次回から入り口の暗証番号(毎月変更)が教えてもらえるらしい。