2010-03-22から1日間の記事一覧

『鍵のかかる部屋』

10代に物した「彩絵硝子」「祈りの季節」から、市ヶ谷での自決直前に書かれた生涯最後の短編「蘭陵王」まで、いろいろな時期に書かれた作品を集めた、三島由紀夫の短編集。 初期の作品は王朝文学の影響が色濃く、背後の意図が読み取りやすいかどうかは別とし…